創造力への覚書1
創造力、creation。
個人の自由な想像力と直観による未来への予見を、
現在において形成し表現しうる人間の精神と肉体の力。
それは、美しさにおいて究極的なものとなる。
現在の延長上にある「改良」は、
創造力を潜在的に用いる「工夫」のひとつである。
間接的創造力。
例→土塊を固めて「干しレンガ」にすることで、
土壁はより強固で効率的なレンガの壁となる。
ダイナミックな創造力は、
現在の延長から飛躍した、超越的な形成力であり、
それは事物を本質的に変革させる「発明」行為である。
例→レンガをいくつ積み上げたところで、
家を建てることはできない。
「家」という建築物を発明すること、
精神の作業(思考)と肉体の作業(技術)の
融合によって創造される、新たな創作物。