自らが「司祭」であることに目覚めよ
価値観の変革者であるビジネス・プロデューサーは消費者に
新たな「場」を提供する。と同時に、自らが率いるチームの
スタッフにも「創造の場」を提供する。
ここで大切なのは
「ビジネス・プロデューサーは創造の場に君臨する王ではない」
ということである。
創造の場の中心に位置するものは「夢の原形」であり、
ビジネス・プロデューサーはスタッフと同じ位置に立って
創造の場を取り仕切る。いわば、ビジネス・プロデューサーとは
「創造の神」とスタッフをつなぐ「司祭」、
あるいは「創造の神」の「第一使徒」なのだ。
(中略)
では、「司祭」である、「創造の場」の提供者である、
とは具体的にどういうことか?
それは「言い出しっぺ」として最初のアイデアを提起し、
そのアイデアにスタッフ全員が新たなアイデアを融合して
膨らましていける「場」を提供することにほかならない。
(『企画力!ビジネス・プロデューサーになる50の方法』より抜粋)