ヴァレリオ・オルジャティの展覧会


図面や図版といったすべての情報は床に置かれている。
そして模型は樹のように立っているから、会場の中を歩き回っていると、
それらが自然に視界に入ってくる。展覧会という場所で、
人が本当に文章を読みたがっているとは思わない。
本でできることだからね。


展覧会という場所で彼らが必要としているのは、
感情に強い印象を与えるなにかだよ。
だから、物理的なモノとの出会いをつくることが重要になる。
この展覧会では、空間的な模型が図版と組み合わさることで、
人々の頭の中に建物のリアリティを産み出すんだ。


建築家ヴァレリオ・オルジャティのインタビューより。
http://www.momat.go.jp/Honkan/Valerio_Olgiati.html