全体を捉えつつ自らの役割を担え


 あらゆるプロジェクトは、スタッフ全員が自らの役割において最大限に
能力を発揮してこそ素晴らしい成功に導かれるものである。
が、同時に忘れてはいけないことがある。
 それは「全体を捉えつつ、自らの役割を担う」ということである。

(中略)
 スタッフ全員が「このチームは○○という目的をもって○○ということ
をやっているのだ」ということがよく理解してこそ、自分の役割において
やった仕事を「全体に生かす」ことができる。自分の役割のみを考えて仕
事をしていくと、どうしても全体としてのバランスが取れにくくなり、
ひいてはプロジェクトの成果に影響してくるものなのだ。
また、常に全体のことを知り、考え続けているスタッフは、
急遽ポジションが変更になっても、立派にその仕事に対応することができる。
 つまり、「アドリブがきく」ようになるのである。
(中略)
そのためにもスタッフ全員が情報を共有し、全体を考える眼を持つことが
重要なのである。


(『企画力!ビジネス・プロデューサーになる50の方法』より抜粋)