「中間項目」としてのグレー
グレーは存在感が弱く概念性に欠けている代わりに、曖昧で
うつろいやすい未確定な世界を表すのにふさわしい色である。
そして作品が現実からも観念からも浸透を受けつつ、両方に
影響をおよぼす両義的な中間項である限りにおいて、
グレーはまさに絵画的な色であると言える。
(李禹煥『余白の芸術』より抜粋)
グレーは存在感が弱く概念性に欠けている代わりに、曖昧で
うつろいやすい未確定な世界を表すのにふさわしい色である。
そして作品が現実からも観念からも浸透を受けつつ、両方に
影響をおよぼす両義的な中間項である限りにおいて、
グレーはまさに絵画的な色であると言える。
(李禹煥『余白の芸術』より抜粋)