文化的な取り組みとしての「裏方」活動

文化的な活動全般に言えることですが、
アートを活動する側と、観客・愛好家側のあいだに、
直に接して協力する人材・スタッフが必要であると思います。


こうした人々の活躍は「裏方」であるため、目立つことは
ありませんが、影の功労者であり、イベントを支える重要な人材です。


「裏方」の役割は実にたくさんあります。


アーティストを紹介・仲介する人、広告を作る人、
DMやチラシを配布する人、宣伝・告知する人、
設営・撤収を手伝う人、当日会場を管理する人、
記録や資料を残す作業をする人……etc。

最近では、個人のブログで展覧会やイベントの体験を書く、ウォッチャーもいます。

これらの支援・協力活動も、アートとともに文化への具体的な
貢献であり、実質的な「文化の担い手」だと思います。

そういう人材を、アート活動する側が強く募集し、
また裏方活動を「文化的な取り組み」として奨励する姿勢、
環境が必要です。


また、

「他のジャンルの運営・活動の仕方を知ることは、
 自身のジャンルに役立つのでは?」

という話も出ました。

どのジャンルでも、運営や段取りについてそれぞれ上手に
工夫をされてます。
そのノウハウや経験を、情報交換会のような場で互いに公開して、
共有していけるようになれば、今後の活動に非常に役立つと
思われます。別に「企業秘密」というわけでもないようで、
実際問い合わせてみると、皆さん詳しく教えてくれます。